第5章 翡翠編前編
「あはは!強いね!もっと遊ぼう!」
…防戦一方になって来たわね
けどどうやって止めようかしら
そんな事を考えてたら
「そこまでっすよひーさん」
どこからか山吹が来て翡翠の首根っこを掴み止めた
「山吹どうしてここに?」
「珀さんから連絡が来てやりすぎたら止めるよう
言われたんすよ」
「とりあえず冷静になったから
離してもらってもいい?」
山吹は翡翠を離し私の方を向いた
「ネージュごめんね…
同性で久しぶりに本気で遊べる相手だったから
思わずハイテンションになっちゃった…」
翡翠は申し訳なさそうに頭を下げ謝罪した
「いいわよけど次からは手加減してくれると
嬉しいわ」
「気をつけるね…これはネージュにあげる
思わずハイテンションになったお詫び」
財宝を渡された
「それじゃあ失礼するね」
そう言うと闇に紛れた