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【雑多】be there【短編集】

第18章 【呪術廻戦】DOOR【2】







「わかってないよ、東堂。そんな一銭の得にもならないこと続けててもなんもいいことないぞ」
「虎杖、何もそこまで言う事は……」
「伏黒。いいんだ。マイブラザーは俺の為に言ってくれているんだからな。ありがとうな、マイブラザー。参考にさせてもらおう」
「いや、真面目にさ……」
「あーもうさ!!もっと楽しい話しようぜ~」

駄々をこねる子供のように、重たくなりそうな雰囲気を五条が止めた。
そして一気に3分の2程残っている酒を一気に飲み干して、テーブルに突っ伏した。

「うあ~~~っ。気持ち悪い~~~」
「一気に飲むからだよ。はい、お冷」
「口移しで飲ませて~」
「はは、ふざけんな」

さわやかな笑顔を顔に張り付けた夏油は五条の手に無理やりコップを持たせた。
なにかぶつくさと言っているが、五条は一気に水を喉に降下させた。
火照った身体に染みる冷たい水が気持ちよくて、大きく息を吐いた。

「そういえばマイブラザー、例の彼女とはどうなったんだ?」

話題を切り替えるように、東堂が虎杖にそう尋ねた。
誰よりも早く反応を見せたのは誰でもない五条だった。
虎杖に彼女がいたことを今初めて知った。

「どうって……今、一緒に住んでるけど」

中身の少なくなったグラスを傾ける虎杖の言葉に、その場にいる全員が驚きを隠せなかった。




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