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【黒子のバスケ】Assistant story

第1章 迷い道での再会


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「糖分を摂取するとブドウ糖が放出され脳が働くと習っただろう。先ほど見た特化した能力を使うにはかなり脳を使うらしい。単純に考えてフル活動させるために糖分が必須なのだよ。そんな早くに効果が出るとは思えないが結局自己暗示だからな」



「ちゃんと考えてんのか単純なのか分からねぇな」



休憩が終わり、練習が再開すると高尾、大坪、宮地、木村と次々にいづきの指摘を受け改善するという事が終わったときには練習時間も終わりに近付いていた



『ダメだ…糖分切れた…シンタロー甘いものくれ』



「お前がさっき食べたので最後だ」



ぐだっと座り込み手先でボールを転がしているいづきの元へ大坪が歩み寄り板チョコを差し出した



「こんな物しかないが食べるか?」



優しく微笑む大坪は下から見上げるいづきにとっては神々しく神のように感じられ、思わず手をとると目を輝かせながらチョコを受け取ると



『主将!!神様!!ありがたくいただきます!』



封を開け、チョコにかじりつくいづきを父親のような暖かい笑みで見つめていた大坪はふと気が付いた様にそうだ、と呟くと



「俺達の自己紹介がまだだったな。集合!」



大坪の号令で集まった部員は学年と名前を名乗っていく



「3年の木村だ。よろしく頼む」



「3年、宮地」



『あ、宮地さんっていうんすね!さっきはありがとうございましたー!』



「宮地、何かしたのか?」



「大したことじゃねぇよ。ここに連れてきただけだ」



素っ気なく答えた宮地はいづきの顔も見ようとせずに自分の頭をくしゃくしゃと掻きこれ以上はないと告げた



「宮地は素っ気ない奴だがいいやつだ。最後に俺は主将大坪だ、よろしくな」



紹介が終わると部活の終了時刻になり本日は解散となった



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