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【黒子のバスケ】Assistant story

第1章 迷い道での再会


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スタメンと二軍の試合が始まった
金平糖の袋をステージの上に置くといづきはその試合を真剣な眼差しで見始めた



そして試合がしばらく続いたとき、いづきが動いたのであった



『はいそこストップ』



「!?」



試合をしていた部員は勿論体育館に居た部員が驚きやっていた練習を止める



そんな空気の中、いづきは試合中のコートに入り緑間に近付く



『シンタロー、今のじゃ右から抜かれる。ちょっとボール貸してくれる?』



緑間は当たり前のようにボールを手渡すとその場を退き、一歩離れた場所まで下がった



「お、おい真ちゃん何してんだよ?まだ終わってねえぞ?」



「良いんだ。藍沢、続けろ」



『おう。今のシンタローの動きはこう、あ、ちょっとシンタローにボール渡す前からやってくれないっすか』



先ほど緑間にボールをパスした高尾へとボールを流すと言葉を続ける



『高尾クン、さっきと同じようにここにシンタローがいると思ってパスしてくれる?さっきと同じタイミングで』



いづきはそう言うと自分の居た位置を覚えておらずきょとんと立っている他の選手を的確に指示し高尾が緑間へとパスする前の体形を復元した



優れた記憶力を見せただけではない。スタートと声を掛け先ほどの緑間と全く同じ動きをしてみせた



『こっからの動きちゃんと見とけよシンタロー』



更にいづきは緑間プレースタイルをコピーしたように動き続け3Pシュートを決めた



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