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【黒子のバスケ】Assistant story

第1章 迷い道での再会


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そしてHRが終わり夏休みが始まった



続々と生徒が教室から出ていく中、緑間はいづきの座っている机の横へと歩いていき



「今日はエイプリルフールか何かか?」



『今日は7/24だよシンタロー』



何を言っているのかよく分からないという顔をしたいづきは椅子の後ろに重心を掛けギコギコと揺れると小さい欠伸を一つ溢した



『ボール。』



「は?」



『貸しとくって言ったじゃんか?またすぐに会えるしそう言ったんだよ』



「言い回しがややこしいのだよ。それになぜ秀徳に」



『んー推薦?』



いづきは質問を投げ掛ける緑間をあしらい、高尾のもとへ近付いて行くと笑顔を浮かべる



『よ!高尾クン。よろしくねー』



「おー!まさかウチに転校してくるとはな!入ってきた時驚いたぜ」



『ちょっと訳あってねー。そうだこれから部活?体育館分からないから一緒に行かせてよ』



「勿論。断る理由なんてねぇしな!な、真ちゃん」



高尾が緑間の方を向いたときには既に緑間は準備が完了しており、何食わぬ顔で先に体育館へ向かおうとしていた



「ちょw待てよ緑間早ぇよw」



高尾は笑い混じりに支度を済ませるといづきに手招きし教室を出た



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