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《赤井夢》Happiness{R18}

第52章 親友 ✴︎




少しの間待っていると
試着室のカーテンが開き、着替え終えた昴さんが私の視界に入って来た。



『っ…』



どうしよう……すごくカッコいい…!


あまりにも似合い過ぎてとても見ていられなくて
私は自分の手で顔を覆った。



「美緒…?どうしたんだ?」

『か、カッコよくて眩し過ぎて…直視できないの…』

「何を言ってるんだお前は…」



私の反応に呆れている昴さんの声が聞こえたけど
私の耳には入ってこなくて…


恐る恐る手を外して再び昴さんの姿を見たけど
やっぱりカッコ良すぎてニヤつくのを抑えられなかった。



『ズボンの裾の長さもちょうどいいね!
裾上げの必要なさそう。』

「そうだな…言われてみれば
今までスーツ以外に裾上げはしたことない。」


…だろうね、すっごく脚長いもん。
羨ましい限りだ。



『スーツ姿の昴さんも見てみたいなぁ…』

「…また今度な。」


スーツ姿を勝手に妄想していると
ニヤつきが全く治らないままで…



昴さんにデレデレしすぎている自分を末期だなぁ…と思っていると、昴さんは急に私の手を掴んで
試着室の中へ引き入れ、壁に押し付けた。



『え…!?す、昴さん!?』

「あまり可愛い事ばかり言うな…
所構わず抱きたくなるだろう。」

『抱っ…!?な、何言って……っ、ん…!?』



昴さんの発言に驚いていると
壁に押さえつけられたままキスで唇を塞がれた。



「美緒…」

『…っ、ふ…ぁ……だめ…こんなところ、で…』



店内の試着室でそんな甘い声で名前を呼ばないでほしい…

それにキスも…
抱かれている時にされる舌を絡め取られるものだから
腰が砕けて立ってられなくなっちゃうよ…。



『す、ばるさ……だ、め…っ…』

「ふっ…いい顔だ。」



キスで蕩けた私の顔を見た昴さんは
私が着ているワンピースのボタンを外し始めていた。



『!!ちょっ…と…!だめだってば…!』

「…少しだけ触らせろ。」



また私には拒否権はないと言われているような命令形が出た…と思っていると、ボタンがお腹辺りまで外されていて
私のキャミソールが見える状態にまでなっていた。




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