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《赤井夢》Happiness{R18}

第50章 同行




「あら美緒、あなたも一緒だったのね。」

『こんにちは、ジョディさん。』



運転席の窓から顔を出したジョディさんは
私と挨拶をした後、昴さんに顔を向けた。




「シュウ、急に呼び出して一体なんの用なの?」

「ああ…
グローブボックスから俺のタブレットを出してくれ、
美緒、先に車に乗って少し待っててくれないか?」


『あ、はい…分かりました。』




ジョディさんからタブレットを受け取った昴さんは
キーボードをタップしてアルファベットをいくつか打ち込んでいるようで…私は言われた通りに車の助手席に乗り込んだ。




「シュウってば、一体何を調べるのかしら。」


タブレットに入力した文字を見つめている昴さんは
すごく真剣な表情で…

仕事をしている所を見た時はいつも思うけど
その真剣な表情もカッコ良すぎるんだよね…




「そういえば美緒。
この前悩んでいた事は解決したの?」

『へっ…!?あ、あれは……はい…解決しました…』



…十分過ぎるほどにね。





酔ってた時に抱かれた記憶はないけど
その翌日は一日中ベットで過ごして、何度体を重ねたのか分からないくらいだから……


今でもあの日の事を思い出すと
火が出そうなくらい顔が火照る。





「ふふっ、良かったわね?美緒。」

『〜〜っ…』



ニヤつきながら私を見るジョディさん…


恥ずかしくて何も言えないままでいると
赤井さんが車の後部座席に乗り込んできていた。



「悪い、待たせたな。」

「で?何を調べていたの?」

「詳細は後ほどメールで送る、工藤邸まで送ってくれ。」

「はいはい、分かったわよ。」



そう言いながらジョディさんは車を発進させたけど…



『あのー赤井さん、さっき高木刑事さんから
事件の事情聴取を受けて欲しいって頼まれていませんでしたっけ?
帰っちゃっていいんですか?』


「事情聴取はボウヤと博士に頼んでおいた、問題ない。」


いつの間に…!?

江戸川くんに文句言われたりしないのかな…



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