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《赤井夢》Happiness{R18}

第50章 同行




「美緒と過ごせる日なのに、これ以上事件の事で
時間を取られるのは勘弁だからな。」

『!?!?』

「あらあら、ごちそうさま〜。」



ジョディさんがいるのに赤井さんは何言ってんの!?


阿笠さんの家でも似たような事言ってたけど
なんで人前でサラッとそんな事言えちゃうんだろう…


赤井さんには恥ずかしさとかないの…?



「そういえば、お前らさっきは何を話していたんだ?」

『え…!?そ、それは…』

「ふふっ、あのね?
この前美緒と食事に行った時に…」

『わー!わー!!ちょっとジョディさん!
赤井さんには言わないで下さいっ!!』



あんな破廉恥な悩み、絶対赤井さんには知られたくない!





「…なんだ、俺には言えないようなことか?」


言えるわけないじゃないですか…!!
赤井さんと1ヶ月もシてなかった事で悩んでたなんて!




「ふふっ、美緒が少し悩んでいたから
その相談に乗ってただけよ?」

「…悩み?」

『た、大した悩みじゃないです!!』

「ジョディには話せて俺には話せない悩みとはなんだ。」




なんでそんな不機嫌になるんですか赤井さん!!
恥ずかしいから話せないだけなのを察して下さい…!




「まぁ、女同士の秘密ってことにしとくわ。
女は秘密を着飾って美しくなるんだから…ね?美緒?」


『は、はい!まさにその通りです!!』

「…。」



ジョディさんの言葉に返事をしなかった昴さんを
ルームミラー越しに見てみると、不機嫌なオーラが漂っていて…



ジョディさんはそんな彼のことを
しばらくクスクスと笑い続けていた。




車内はなんだか赤井さんから出ているオーラのせいで
変な空気になってしまい…




車が数十分走ると工藤邸に到着し
私と昴さんはジョディさんに送ってもらったお礼を伝えてから車を降り、屋敷の中に入った。




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