第6章 最後はおもちゃで
「こんなの無くても、お前は感じやすいからいらないとは思うけどさ、でも少しでも自分の自由にならないところがあると、フラストレーションが溜まって、感じやすくなるだろ?」
そう言って、鼻歌交じりに紐を結んでくる。
「よし…と。後はアイマスクな?」
手に取った黒いアイマスクを私の目に被せてくる。途端に辺りが見えなくなって、私の心に不安が押し寄せてくる。
「ふふっ。すげーいい眺め♡まずは何しよっかなぁ〜♪」
姿が見えないから、智の声が嫌に響いてくる。私は少しづつ早くなってくる鼓動を抑えようと、息を長く吐き出した。
「んー、やっぱこれかな?」
カタッと何かがぶつかり合う無機質な音が聞こえる。すると私の顔に何がか当たった。
「これ…、何かわかるかなぁ?が大好きなやつだよ?」
プラスチックの冷たい感触、カップ型になってるようで、淵がカツカツと当たってくる。
どうやら、二組あるようで、私の身体がゾクリと震えた。
「………ち、ちくび…バイブ……、」
「あったりぃ♪」