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《降谷夢》bonheur {R15}

第73章 隻眼





私達が乗っている新幹線は
遅延することなく、約1時間半…


ようやく長野に到着した。





『んーっ…!
やっぱり長野は空気が美味しいね!』

蘭「ですね〜!雪景色も綺麗〜!」




…東京でも時々雪は降るけど
長野と比べたら積雪率は低い。



私と蘭ちゃんは、改札を出た先にあるロータリーで
周りの景色を見て感嘆の声を上げた。


雪がある分、気温も低く寒いけど
私はそんなこと気にならないくらい雪景色に魅力されていた。






コ「へっ…くしゅん…っ!」

『コナンくん、大丈夫…?』

コ「う、うん…平気だよ。」

蘭「やっぱりちょっと冷えるよね?
風邪引いたらいけないから……はい、できた。」





蘭ちゃんはコナンくんの前に屈むと
自分が巻いていたマフラーを外し、リボンの形に結んであげていた。




『!!か、か、かわい〜!!
コナンくん!写真撮ってあげる!!』

コ「え……と、撮らなくてもいいよ…」

『いいからいいから。はい、チーズッ……、!!』

コ「うわ、っ…!!」

?「あっ、ごめんね、ボク。」





シャッターを切るタイミングで
後ろから歩いてきた男性の鞄が、コナンくんに当たってしまい、よろけたコナンくんを私は咄嗟に支え、
その男性は、慌ててコナンくんに歩み寄り、肩に手を置いていた。




?「ごめんね、怪我してないかい?」

コ「あ、うん…」

?「本当にごめんね?」

『…。』






その男性は、コナンくんの無事を確認すると
すぐに立ち去ろうとしていたけど…


この人、今……コナンくんに何か仕掛けた…。




ガシッ




?「っ、え…?」

コ・蘭「「美緒さん…??」」




私は立ち去ろうとした男性の手首を掴み
何を仕掛けたか尋ねようとしたけど…


雰囲気や表情から見ても、敵意は感じられない。


むしろ…




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