第17章 東京*
黒尾side
「マジでごめんっ‥‥!!」
『いえっ‥!ほんとに大丈夫ですっ‥!私こそ色々とお世話になってすみませんっ‥!』
乾かし終えたばかりの服に着替える花澄ちゃんの前で床に頭をつけて謝る
がっつきすぎてまさかの風呂場の中で襲ってしまった
あまりの嬉しさ
愛しさ
気持ちよさに昂る気持ちを抑えられなくて自らがイくまで激しく責め上げてしまった
射精をする寸前に花澄ちゃんのナカから昂りを引きぬくと同時に綺麗な白い肌に飛び散る欲
それと同時にぐったりと顔を真っ赤に染め上げた姿を見て一瞬で我に帰った
慌てて身体を綺麗にシャワーで流して
風呂場から抱っこして脱衣所へ出る
タオルで身体を拭いて
のそのそと下着を身に付ける花澄ちゃんを
椅子へ座らせて冷たいお茶を飲ませてあげる
冷風で髪を乾かしてあげると自分でやりますって恥ずかしそうに声をあげたけど
あまりに申し訳なくて強引に髪の毛を最後まで乾かした
「あのー‥こんな最低な事をしといてこんな事言うのも最低って自分でも分かるんだけど‥‥俺の事嫌いになんないで欲しいなー‥なんて」
まだ少し頬を染めた可愛い顔をじっと見つめるとハッと肩を揺らす
『えっ?!最低じゃないですっ!嫌いになんて‥なりませんっ‥!』
「えっ?!許してくれんの?!」
『許すなんてそんなっ‥私の方こそ色々と‥有難うございます』
深く頭を下げると艶のある色素の薄い綺麗な髪がさらりと肩から落ちる
パッと顔を上げるとはにかむように微笑んでみせた
「っ‥」
童顔で可愛い顔に見え隠れするとんでもない色気
部活の時とは雰囲気が全然違うその姿にまだ心臓はドキドキしっぱなしだった
もう一度抱きしめて
キスしたい
仙台へ帰る前にもう一度‥
「仙台っ!!時間?!やばいっ?!」
抱きしめた身体越しに見えた時計の針が家を出る時間を少し過ぎていて慌てて荷物を纏める
『急がせちゃってすみません‥それに‥研磨まで見送りにきてくれてありがとう‥!』
「2人とも本当に今日は有難う!」
なんとか新幹線の時間には間に合って
途中で合流したイケメンのお兄さんと共に花澄ちゃんが肩を並べる