第17章 東京*
大地は他の人とはダメって言ったけど
なんでダメなんだろう
だってみんな
大事で
大切なのに
こんなに恥ずかしいことなのに
気持ちよさとあったかさと色々な気持ちでぐちゃぐちゃになって
頭の中がぼーっとしてそんなことを考える
「俺は東京に住んでるから中々会えないけどさ〜‥花澄ちゃんのことマジで真剣に好きだって思ってるから、俺との事も考えてくれたら嬉しいな〜なんて」
『わたしも‥黒尾さんも‥研磨も‥音駒のみんな‥好き‥です』
「想像以上の天然ときたか‥まぁ分かってたけど‥これだけは覚えててくんない?俺は花澄ちゃんの事すっげぇ好きだから、付き合いたいって思ってるってこと」
『ん‥ぅん‥』
熱いシャワーが私たちの身体にかかったまま
後ろを向かされてまた唇が重なり合う
月島くんと変わらないくらい背の高い黒尾さんがかがみ込んで背中に密着するから腰のあたりに固いモノがあたってびくりとする
これも
大地と同じだ
身体のナカに入ってきた熱い大地のモノ
とっても気持ちが良くってクラクラした
死んじゃいそうなほど恥ずかしかったのに
そんな気持ちすら上回るほどの快楽は少し怖いくらいだった
あれが
またくるのかな?
そう思っていると入り口をくちゅくちゅと弄んでいた長い指がつぷりと音を立てて私のナカに入ってきた
『っ!!』
十分に柔らかくなっていたそこはすぐに黒尾さんの指が全部入ってきてお腹の奥が気持ちよくてぞくりとした
「さっきから思ってたけど‥めっちゃ感じやすいとか可愛すぎでしょうよ‥」
『っ‥だめっ‥くろおさんっ‥そんなっ‥うごかしちゃ‥っ』
「奥まで届いてんの分かる?指先まで‥俺の事感じて?」
長い指先がナカの気持ちいいところをグイグイと撫で付ける
繊細でいて
大胆に
絶え間なく動かされる指だけを感じて
何度もすでに絶頂を迎えて
私の息はとっくにあがっていた
『も‥だめっ‥です‥っ』
立っていられないほど身体からは力が抜けて後ろから黒尾さんに抱きしめられた
「じゃあそろそろ‥良いかな?」
ようやく私のナカから長い指が引き抜かれたと思うと浴槽のフチに腰掛けるようにして座らされる