第17章 東京*
黒尾side
水が滴る髪
真っ白で綺麗な首筋から背中にむけて流れて行く泡
くびれた腰
後ろから見ててもわかる大きな胸を両手で包み込む
俺の大きな手の隙間から溢れ落ちそうなほど大きな胸はぬるぬると泡を纏って形を変える
恥ずかしいからって背中を向けてるけど
曇った鏡に少しうつる綺麗な身体
赤く上気した顔
あまりに綺麗で
可愛くて
暴走した自分を止めることはできなかった
指先が淡いピンク色の先端を掠める度に聞こえる控えめで可愛い声
一生懸命我慢してんだろうけど
甘い声が絶え間なく漏れる
もうすでに反り立つ俺の中心が痛いくらいに固くなって熱を持つ
『くろお‥さっ‥そんな‥さわっちゃ‥だ‥めっ‥』
執拗に後ろから胸を弄んでいると涙目でこちらを振り返る
「そんな可愛い顔逆効果だっての‥」
無意識にすり寄せていた脚の間に掌を滑り込ませる
さっきから見せるうぶな反応
これは初めてなんじゃないかと思ってたけど
とろりと指先にまとわりつく愛液をみて嫌な予感が的中した気がした
烏野の主将
彼氏じゃないって花澄ちゃんは言ってたけど
やっぱり付き合ってんじゃないか?
じゃないと触られただけでこんなに濡れんでしょうよ?
その名前を口にするととろりと蕩けた大きな目が少し見開かれる
『大地‥?』
「付き合ってるとか?」
『え‥と、付き合って‥ないです‥っ』
「こんなことした事ある?」
聞きたくないような気もしたけど何故かライバル心が顔を出して聞いてしまった
『え‥と‥っ』
うるりと濡れた目が動揺したように揺れる
それだけでYESと言っているようなもんだ
「それじゃー俺ともこんなことしちゃっていいの?サームラさんに怒られない?」
『大地っ‥は‥他の人とは‥だめって言ったけど‥‥お互いが大事に思ってる‥人‥だったら‥こんなことするって‥教えてくれました‥っ』
「俺は大事?」
『もち‥ろん‥ですっ‥』
入り口をくちゅくちゅとなぞりながら話しかけると息を切らしながら一生懸命答えてくれた
つーか澤村さん
あんな誠実そうな顔して
「悪い主将だねぇ〜」