君 死 に 給 う こ と 勿 か れ 。【鬼滅の刃】
第1章 憐 れ な 少 女 。
屋敷の中から、私と同じ白髪の女の子が二人。
そして、黒髪の額から目にかけて紫色の痣がある男が出てきた。
「久しぶりだね。皆、元気そうで何よりだ」
「お館様におかれましても御壮健で何よりです!益々の御多幸を切にお祈り申し上げます!」
そういったのは、髪の毛が桃色と草色の女の人。
何故かキュンキュンしている。
「失礼ながらお館様。あちらにいる珍妙な女は何でしょう?今すぐにでも斬首するべきかとォ」
ち、珍妙?!あの傷だらけの白髪の人、失礼じゃない?!
今にでも刀を出して斬りかかってきそうな血走った目で私を見る。
青筋も浮かんでいるし…鬼殺隊って、怖い人が多いわ…。