* 忍のハート ✿ 番外編 *【ONE PIECE】
第29章 ◆ 助けたい君 ◆ 夢主視点 ◆ ④ ◆
クロガネ)「戻ったか」
みんなの元にたどり着けばローとベポ以外起きていて帰る支度をしていた
キャンプか!
私が帰った事に気付いたジジィが声をかけ
それに反応して全員の視線が私に向いた
シャチ)「やっと帰ったか!待ってたぜ!」
「帰るの?」
ペンギン)「あぁ⋯キャプテン達とお前も戻ったならここに長居する必要はないからな」
「それもそっか」
ジャンバール)「今、船と連絡を取ってる。港は海軍が一般市民達を救助しているだろうからどこか上がれそう所を探してもらっている」
「あーそっか。海軍が居たね。忘れてたわ。ならまだここに座っててもいいよね」
疲れちゃったんだよねー、とか言いながら
ローの元まで歩いて横に座り
冥母と変わってもらって
ローの頭を私の太ももにのせた
ローの前髪を撫でるように触れた
早く目覚めて欲しい
声が聞きたい
そう願わずにはいられない
みんながいる事を忘れて
ローの頭を撫でている時だ
クロガネ)「なんかあったか?」
ジジィの問いかけに顔を上げれずにいたがゆっくり顔を上げれば
私の目に心配そうな視線を向けているみんなが見えた
「なんでそう思うの?」
クロガネ)「言っとくが、ワシだけじゃないぞ。帽子もグラサンもでかいのも⋯」
「ふふっ⋯分かってるって⋯今ちょっと、落ち着かしてるだけ」
「「「⋯⋯」」」
「大丈夫⋯大丈夫だよ⋯見送っただけ」
クロガネ)「あの娘さんか」
シャチ)「⋯ウタちゃん⋯死んだのか」
「⋯寝てる」
ペンギン)「寝てる?」
「うん⋯寝てるの⋯私の中で⋯」
シャチ)「それって⋯」
「嚇母や雲母達と同じように⋯私の子にする」