第72章 ★ 前夜祭 ★ ロー視点 ★ ② ★
すぐ側まで近付いて
俺を見上げてくるアヤに「なんだ?」と聞けば
アヤは少し笑って
小さな背伸びと共に両手を伸ばして
俺の頬に触れ引き寄せてキスをした
触れるだけのキスだったが急にされて
俺は少し驚いて固まっていた
「あげるよ。貴方にあげる」
キスした後驚いてる俺の頭からある物をかけられた
俺はゆっくりと背を伸ばして首にかかった物を手に取った
ロー)「…これは?」
「お守り…それには私のチャクラが入ってる…それをローが付けとけば私はいつでも貴方を見つけれるし、貴方に何があったのかとか分かるようになってる…怪我とかすればね…だから貴方にあげるよ」
ロー)「…」
「その石は私の世界、と言うか嚇母達の世界の守り石…この世界で私からそれを貰えるのは貴方だけだよ。ついでに私も持ってるからお揃いだね。嬉しいだろー」
最後の言葉は少しニヤけた声だったが
俺は小さく笑って「そうだな…貰ってやるよ」と言えば
アヤは嬉しそうに笑った