第70章 ☆ 生涯をかけて ☆ ロー視点 ☆ ① ☆
ロー)「付きそうか?」
アヤが顔を上げたタイミングで聞けば
ニヤけた俺の顔に少しむくれて「…もうちょっと待って」と返ってきて笑ってしまった
俺はベッドに面してる壁に体を預けて…その俺に跨ってるアヤ
正直この体勢は手を出したくなるがまだ我慢する
もう少しだけ…アヤを見ときたかった
難しい顔をして一生懸命付けようとするアヤ
さっきまでの気分が嘘みたいに晴れる
アヤは俺に『魔法使いだ』と言った
お前も魔法使いみたいだと思った
俺がそんな事を思ってるとは思ってないだろう
未だに難しい顔をしてキスマークを付けようとしていた
少しだけ…アヤに触れたくなった
ロー)「もう一度教えようか?」
「むー!ちょっと待ってて!後ちょっとなの!」
首元で頑張るアヤの頭に手を乗せ揶揄う様に言えば
思ってた通りの反応が返ってきて笑ってしまった