第95章 ★ 出発・再会 ★ 夢主視点 ★ ① ★
「20歳か」
なんか…ため息が出た
嚇母が言ってた女の子って私の事だよね?
私20歳かー
嚇母)“…20歳ならカカシとの歳の差が一回りぐらい開いたね”
「ははっ。カカシも歳とったねー」
嚇母)“…君の大好きなローとも歳の差が開いたんだよ”
「あー…子供って思われないかな」
嚇母)“ただでさえ子供っぽいんだからそれは気にしなくていいんじゃない?彼らが歳を気にしてる様には見えない”
「まぁね…」
嚇母)“良かったね。ベポと同い年だよ”
「まじか…ベポって20歳だったんだ…知らなかった」
嚇母)“知らなかったの?”
「むしろなんで知ってるんだよ」
嚇母)“いや、なんで知らないの?どうせローやシャチ達の年齢も知らないんだろ?”
「…年上でしょ?」
嚇母)“それだけ?…まさかとは思うけど…クロガネの歳も知らないの?”
「…年寄りのクソジジィ」
嚇母)“…呆れた…”
「…内緒にしてね…」
嚇母)“それはどうかな”
「わー。ここに来て意地悪だー」
嚇母)“僕知らない”
それからお互い黙って…景色を見ていた
私はゆっくり息を吸って…歌った
めぐり逢いの歌
私の…好きな歌
嚇母は黙って聞いてた
☆☆☆
この時のめぐり逢いの歌は
ナナムジカさんの『くるりくるり』がいいなぁと思います
少し重たい気もしますが
この歌好きなんです
☆☆☆