第93章 ★ タトゥー ★ 夢主視点 ★ ① ★
ロー)「ふっ。頑張ったじゃねぇか」
「…はっ…ぇっ…ふっ…」
緊張で息が上がって言葉が出なくて
ローはそんな私を宥める様にゆっくり背中を撫でてくれた
ロー)「落ち着け…ゆっくり息をしろ」
「…っ…ごっ…ぅっ…」
ロー)「ゆっくり息をしろ…何も言わなくていい。悪かった」
ローにしがみつく様に抱きついて胸元に顔を埋めてローの言う通り…ゆっくり、息をしようと、落ち着かせようとした
次第に落ち着いて行った
「…ごめん、な、さい」
ロー)「それはなんの謝罪だ?」
「…出来なくて」
ロー)「謝らなくていい。俺も言い過ぎた…悪かったよ」
「…謝らないでよ…私だって、な、慣れれば…いつか…ちゃんと出来るもん」
ロー)「なら、慣れてもらうしかないな」
「…うぅ…時間…かかっても…いい?」
ロー)「ふっ…気長に待っててやるよ」
「…むー」
ローの言葉にむくれればローに笑われて顎を掬われてキスされた
触れるだけのキスだったけど
気持ちよくなる
リップ音が聞こえて目を開ければ
ローの目に熱が見えた気がした
ロー)「抱いてやるよ」
「…その気に…なったの?」
ロー)「いい物を見せてもらったからな」
「むー」
ローを睨んだら目を細めてニヤリと笑ってまたキスされた
今度は深いキス
そのまま後ろに倒された