第93章 ★ タトゥー ★ 夢主視点 ★ ① ★
ローはゆっくり体を起こした
ローも起きたから食堂行こうと思い
ベッドから足を下ろしたら後ろから声をかけられた
ロー)「…もう起きるのか?」
「え?起きないの?」
ローの言葉に思わず振り向いてローの顔を見れば目を細めて私を見ていた
ロー)「…」
「え?まだ寝るの?」
ロー)「…寝る」
「え?寝れるの?」
ロー)「…さっさと来い」
「え?私も寝るの?」
ロー)「さっさと来い」
ローの言葉に疑問で返していたらだんだん低い声で答えられて
さっきの事を根に持っているのか
腕を掴まれて抱き抱えられる様に腕の中に収まって寝転がった
キツく抱き締められて身動きが取れない
「…あんな起こし方したの怒ってる?」
ロー)「…さっさと寝ろ」
ローが頭を撫でて来たからさっきの事はそこまで怒ってなかった
私はローの背中に腕を回そうとしたけどローは体を動かして仰向けになった
ローが仰向けになったから私はローの胸元に頭を預ける様に横に寝ていた
ローは私を撫でていない方の腕を頭の後ろに持って行って片足も曲げて軽く立てていた
「…ロー?」
ロー)「…」
珍しい体勢に…思わず少し頭を上げてローを見たけど
ローは天井を見つめたまま答えなかった