第93章 ★ タトゥー ★ 夢主視点 ★ ① ★
ローの力の入ってない口の中に指を2本入れてみた
ローの口の中…変な感じだ
力の入ってない歯を開けてローがするみたいに指を動かし舌で遊べば更に寄る眉間の皺
そして少し噛まれる
顔を逸らして逃げようとするから逃がさないように固定すればゆっくり目が開いた
ロー)「…てめぇ…」
睨まれてゆっくり両腕を掴まれて
寝起きの低い声に…私は何故かゾクゾクした
「…もぅ起きたの?まだ寝てていいよ」
笑いながら言えばローに指を噛まれた
「…痛い」
ロー)「…いい加減にしろ」
「はーい」
笑って返事をすれば余計に睨まれて
私はこれ以上不機嫌になられるのも困るので
ローに口から指を抜いた
ロー)「…何してやがる…」
「ん?目の前に宝があるのに手を出すなって言うのは無理な話なんでしょ?」
ロー)「…」
「そう言わなかった?」
ニヤけた顔で言えばすんごい睨まれた
ローは私の両腕を離してため息をついた
ロー)「…どけ」
小さく言われて私はローから降りた