第92章 ☆ 説明前 ☆ ロー視点 ☆ ① ☆
俺はアヤの頭を撫でた
ロー)「デートはどうするんだ?」
俺がそう聞けばアヤは顔を上げて俺に目を向けた
「ロー…デートって言葉が似合わないよね」
ロー)「…」
思わず眉間に皺が寄る
「ふふっ…本当に似合わないんだもん…まぁでもいいや。嫌いじゃない」
アヤの笑った顔を見て…俺は小さく息を吐いた
ロー)「…似合わないって言葉は…」
「ん?」
ロー)「…クロガネ屋にも言われた」
「え、それ何の言葉?」
ロー)「…やばい」
「…確かに似合わないな…ローって凄いね…」
ロー)「凄いのか?」
「いや、凄、く、ない?…んー…普通の言葉なのにローが言ったら変な感じ」
ロー)「…」
そんな話をしていたらドアがノックされた
ベポ)「キャプテーン。アヤー。起きてー。もう昼だよー」
「「…」」
ドア越しの言葉に2人して目を小さく見開いた
昼なのか…