第5章 二人の温度で
飲み物を貰って飲み、二人して緊張しながらベッドへ座る。
「改めてって考えたら、何か……緊張するね……」
「心臓がっ……口から出そうですっ……」
膝の上で拳を握りしめ、深呼吸をしている小さな体。
俺は怖がらせないようにように、ゆっくり距離を縮める。
「触って、いい?」
小さく頷いたちゃんの頬に、手で優しくこちらを向かせる。
「出来るだけ優しくするけど、怖くなったら蹴るなり殴るなり噛み付くなり、してくれていいから……」
「だ、大丈夫です、けど……そうならないように……頑張りますっ……」
静かに二人の唇が重なる。
何度かちゅっと音を鳴らしながら、ひっついては離れを繰り返す。
「口、少し開けて、舌出して?」
「はぁっ、んンっ……」
開いた唇から、舌を差し込んで控え目に差し出された小さくて可愛い舌を、優しく絡め取る。
漏れ出る声すらも吸い取るように、唇を甘噛みしてから口内を舌で愛撫していく。
「はぁ……キス……気持ちぃね……ンっ……」
「んっ、はっ、ぅンっ、ふぁっ……」
俺の言葉にふわふわしたような表情で、ちゃんが小さく首を縦に何度か振って返事をした。
もっともっとちゃんを気持ちよくしてあげたくて、手を肩から下へ移動させる。
服の上から優しく胸に触れると、ビクリとちゃんの体が震えた。
嫌がっている訳じゃないみたいだから、そのまま服の上から胸を揉む。
「んっ……」
「大丈夫? 怖くない?」
「大丈夫、です……何か、変な感じ……」
キスで何処か酔った顔のちゃんが、潤んだ目で俺を見る。
「もうやらしい顔してる……」
「あっ……んっ……」
揉んでいた胸の頂きに爪を立てて、カリカリと擦ると体がビクビクと跳ねて、いやらしい声が漏れる。
それだけで物凄い興奮が、体の底から沸き上がる。
首筋に口付け、舐め上げて、指で刺激しているところとは反対の突起に食らいついた。
服の上から舐めて、もう立ち上がり始めているそこを歯で挟む。
「ふ、っあぁぁっ!」
ビクビクと体を震わせて一際大きく喘ぐちゃんの声に、血が滾る。
そのままベッドに押し倒して、組み敷く。