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(名探偵コナン】生まれ変わったら名探偵の姉でした(改)

第16章 未来の探偵と警察【原作3年前】



萩原「そうだよな。椎奈ちゃんは事件が苦手らしいし、そこだけ全然似てねぇ」



小声でボソッと呟いた松田刑事と、深く同意している萩原刑事。何故か彼らが姉さんをよく知ってそうで不思議がっていると、プライベートで親しい仲だと聞いて驚いた。そんな警察官の2人は複雑そうに顔を顰め、真剣に問うた俺を大きなため息を吐いて呆れていた



松田「……まぁいい、ともかく馬鹿言ってんじゃねぇよ。ただのガキが事件に慣れて平然として、首突っ込もうとしてんじゃねぇ。心配しなくたって俺とハギが来てから、ずっと何とか出来てんだ。助けが必要になるほど警察は落ちぶれてねぇし、米花町を物騒なままにさせねぇよ」

萩原「そーだぜ坊主。市民を犯人と事件から守んのが俺ら、警察の誇りあるお仕事なんだからよ!」

新一「だ、だけど俺の夢は探偵です!ホームズみたいになりたいんだ、勉強されてもらうぐらいはいいだろ?!」

萩原「無理なものは無理だよ、情報をきちんと守る事も探偵と警察の大事な役目だ。君らはとっととお家に帰ること、女の子二人はきちんと送ってやれよ?じゃあね!」

佐藤「え?」

目暮「押さんでくれ!」

新一「なっ?!待ってくれよ、話はまだ!」




結局、松田刑事達には正論ばかりを突きつけられ、最後に萩原刑事がウィンクしながら戸惑う同僚達を押して帰っていくので強制的に終了したのだ。何とか必死に粘って説得しようとしたけど出来なかった。そうして彼らに全く相手にされず、パトカーや誰かの愛車に2人ずつ乗り込んだ彼らはあっという間に警視庁に帰った。すると2台の車の後ろ姿を見ていた園子と蘭が、頬を赤くしながらぼんやりと呟いた




園子「……松田刑事と萩原刑事って種類が違うイケメンよね。性格違うけどしっかりしてるし、それぞれ優しそうじゃない?!絶対見た目も中身もモテてるわ!」

蘭「た、確かに出来る大人って感じでモテるかも……」

新一「はぁ?!」



如何やら本気で照れてるらしい蘭を見て、松田刑事達に対する別の苛立ちが募っていく。「相手は刑事だやめておけ」、そう言ってみたら「そんなんじゃない」ときっぱり言い返された。あくまで格好いいお巡りさんだと思ってるだけで、別に本気で好きなるわけじゃないと。だから一先ずそれに安心したのは、俺の心の中だけの秘密だ


───新一side END
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