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(名探偵コナン】生まれ変わったら名探偵の姉でした(改)

第16章 未来の探偵と警察【原作3年前】



ちぇっ……全然事件の話が聞こえなかったじゃねーか。こうなったら直接警部と2人の刑事に話を聞くか?

そう思い至った俺は何処かへ散っていく周囲の見物人や、「終わったんだから帰ろうよ」と声をかける蘭と園子を気にせず、警視庁に帰る為か此方に歩いて来た目暮警部と一行に声をかけてみる



新一「あっ、待ってください目暮警部!」

目暮「……ん?おぉ、優作くん家の新一くんじゃないか!毛利くんの娘さんとお友達も学校帰りかね?」

蘭「あ、はい!そうなんです。お久しぶりです目暮警部」

新一「それよりさっきの事件、一体どんな事件だったんですか?」

松田「あ゛あ?!」

蘭・園子「「……ひっ!ごめんなさい!」」



咄嗟に話しかけると和やかに対応してくれる目暮警部と、奥で大きな欠伸を漏らすサングラス刑事、その隣では垂れ目の刑事が肩を組んで佐藤刑事が呆れ顔だった。そして蘭が礼儀正しく4人に頭を下げる中、俺が早速事件について問うてみると途端にサングラス刑事がドスの効いた声と凄い形相で睨んできた


蘭と園子は反射的に小さな悲鳴を上げて謝っており、今にも泣きそうなぐらい涙目で怯えていた。この人はきっと昔相当な悪だったろ、ただの刑事がする顔じゃねぇもん……。思わず口を噤んでしまっていると、佐藤刑事が横からサングラス刑事の肩をバシッと叩いた




佐藤「ああもう、子供に凄んじゃ駄目じゃないわよ松田くん!彼女達が怯えてしまうわ!」

萩原「そーそー、女泣かせてんなよ陣平ちゃん。まるでヤクザの脅しみたいだぜ?」

松田「うっせー!俺はちゃんと警察官だし、女子供を脅す趣味はねぇよ!ざけんな萩原!」



きちんと怒って注意する佐藤刑事だったけど、次いで萩原と呼ばれる垂れ目の刑事さんが松田と呼ばれたサングラス刑事を揶揄って騒がしかった。どうやら思わず声が出てしまって、俺らを怖がらせたのは不本意らしい。けれどそうやって話してる様子が、何だか疑問を流そうとしている気がして、慌てて松田刑事と萩原刑事に詰め寄った


新一「じ、実は大分前から遠目で見てて、現場の状況を知りたくても全然聞こえなかったんです!多分貴方方が推理したんですよね、一体どんな内容かだけでも教えてください!最近探偵の修行してて、勉強したいんです!」

松田「あん?事件の話なんざ面白くねぇだろ、全然似てねぇな」

新一「えっ」
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