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【呪術廻戦】獄門疆から君のもとへ〜五条悟〜

第9章 さよなら五条先生


 残像が浮かび上がる。
 
 下着姿で甘えるように五条先生の胸にもたれかかり、肩に手を掛けるスミレさん。腰に手を添えてそれを見つめる五条先生の姿。

 こんな記憶こそ早く消えて欲しいのに焼き付いて離れない。

 走りながら目の縁から大きな涙の粒が飛び散った。

 ――もう自分の気持ちに嘘をつけなかった。これはきっと嫉妬だ。五条先生が誰かと抱き合っていようが、付き合っていようが、誰と寝ようが私には関係ないはず。

 関係ない。関係ない。関係ないのに……ただ、悲しい……。



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