第52章 決戦の日
―――――
ゴウシ「かつて俺たちスーパー戦隊は…地球からザンギャックを追い払うことしかできなかった…。俺たちが本当に求めていたのは…」
ガイ「全ての人々が…ザンギャックの…理不尽な支配に怯えることのない…平和な宇宙…」
ゴウシ「ゴーカイシルバー。今こそ俺たちの思いを引き継いでくれ。それができるのは…夢をつかむ力を持った君達しかいない…!」
ガイ「でも……貴方方は…消えてしまうんですよ…!?そんなこと…できるわけないじゃないですか!」
ゴウシ「ザンギャックを倒すためなら…!俺たちはどうなっても構わない。レジェンド大戦の時に…捨てる覚悟だった命だ」
ガイ「ゴウシさん………」
ゴウシは頷いた
―――――
『……やっぱり……そう思ってるんだよ。これを使って…ザンギャックのいない…平和な宇宙にしよう…?』
ガイ「……っ」
マーベラス「いや……使う気はねぇな」
『え……』
ジョー「俺の結論も同じだ」
ルカ「アタシも」
ハカセ「僕も!」
アイム「私もです」
『何で……だって……他に方法は……』
マーベラス「あるさ。俺たちの手で……ザンギャックをぶっ潰すに決まってんだろ」
『無茶だよ……あの数…』
アイム「私たちは知ったではありませんか。スーパー戦隊の方々の…熱い思いと戦いの歴史を…。それがこの星の人々を強くていると」
ハカセ「だからこんな状況でも…みんな希望を捨てずに、力を合わせて最後まで戦おうとしてる」
ルカ「アタシたちがその支えを消すなんて…できるわけないでしょ?」
ジョー「この星には…スーパー戦隊と女神が必要だ」
ガイ「でも……みなさんの…夢は…!」
ルカ「あの時は過去が変わればいいって思ったけど……アタシたち、その過去を受け入れて生きてきたんだよね」
ジョー「どんなに辛い過去でも……それを否定してしまえば…今の自分を否定することになる」
マーベラス「過去を変えれば…平和な未来が約束される…。だがな、決められた未来なんかつまらねぇじゃねぇか」
ガイ「…………」
ガイは迷っていた
ジョー「ガイ」
ガイ「…!」
ジョー「お前はどうする」
ガイ「俺は………」
『ガイ……』