第51章 宇宙最大の宝
ハカセ「それって……過去を変えられるってこと…?」
《そうだ》
アイム「では…ファミーユ星を元に戻すことも…」
《もちろん出来る》
ハカセ「じゃあ…僕の故郷の星も…!」
《あぁ》
ルカ「アタシの妹も生き返って…一緒にあったかい家で暮らせるの?」
《そうだ》
ジョー「シド先輩の……命も…」
《うむ》
『私のいた星も……元に戻るの…?』
《無論》
マーベラス「すげぇじゃねぇか!」
《この宇宙にある全ての者の存在も…出会いも…君たちの思いのまま…》
「「「よっしゃああ!!」」」
《これをレンジャーキーの上に翳し、思いを込めればいい》
マーベラスたちはガレオンに戻ってきた
すると扉は光り、ナビィの姿に戻った
ナビィ「ネェネェ!手ニ入ッタノ!?オ宝!」
マーベラス「あぁ、こいつだ」
ナビィ「オォ〜!」
マーベラスは宝箱の上に翳す
アイム「さぁ、始めましょう。誰もが幸せになるよう、宇宙を作り変えましょう」
ガイ「ザンギャックのいない、平和な宇宙に!」
みんなは手を重ねた
マーベラス「しっかり思いを込めろよ」
ガイ「はい」
目を閉じ、願う
レンジャーキーは光り輝く
ハカセ「ちょっと待って!」
ハカセが手を抜くと輝きが消えた
ルカ「何よ」
ハカセ「宇宙を作り変えたら……これはどうなっちゃうのかな…」
ハカセの目の先はレンジャーキー
《消える》
ルカ「決まってるじゃん。何度も使えると思ったの?図々しい…」
ハカセ「違うって!ちょっと引っかかってたんだ」
ハカセが引っかかっていたのは飛羽の言葉
《太陽のように輝いて生きろ。俺たちの分までな》
ハカセ「あの言葉……ひょっとして…僕たちがお宝を使ったら…これに宿したスーパー戦隊の大いなる力も…消えちゃうんじゃないかなって…」
「「「『…!』」」」
マーベラス「おい!どうなんだ!言え!」
《それを気にする必要は無い》
アイム「でも…」
ガイ「どうなるのかだけでも教えてください!これじゃ気になって使えませんよ!」
《宇宙を作り直すために… 34のスーパー戦隊の大いなる力を使う。その結果…彼らの力も、存在そのものも全て消える》
「「「『!』」」」