第44章 宇宙最強の男
―――レストラン―――
ルカ、ガイ、アイム、、ハカセはレストランに来ていた
ハカセ「んん〜!美味しい美味しい!やっぱ最高だねぇ」
ガイ「どうです?何か思い出せそうですか?」
ハカセ「?何が」
ガイ「何がって…ドンさんの過去のことですよ!」
ハカセ「あ…あー…も、もう一息かなぁ!」
ルカ「……あんたホントに伝説の勇者?初めて会ったときのアレは…いくら何でも勇者とは言えない気がするけど…」
ガレオンが故障し動かなくなったその星にハカセはいた
小さな小屋に住む修理屋だった
ルカが海賊とバレないよう変装をしてハカセの元に
早く直してほしいと頼み込み、了承を得たのだが……
ドアに貼ってあった手配書とルカを交互に見て宇宙海賊だと気づいてしまったハカセ
逃げ出したハカセはドアの前で転んでしまいパンツが丸見えに
そしてそのまま走り去ってしまった
ルカ「どこの星に行ってもびびられたけど……あれは情けなさすぎ」
アイムとガイ、は微笑ましく聞いていた
ハカセ「ちょっ…今そういう話じゃないじゃん!」
ハカセ「そんなハカセさんが…どうして海賊になったのですか?」
ガイ「%△#?%◎&@□!」
『わかんないよガイ』
ハカセ「え…それは……もちろん、男のロマンって…」
ルカ「それはね?ザンギャックとやりあってるうちに、ガレオンのメインコンピューターが壊れちゃって…」
誰も直せずに途方に暮れるマーベラス、ジョー、ルカ
その時、窓にはあの時逃げ出したハカセの姿が
ルカはハカセを船内に連れてきて事情をきいた
ハカセは1度引き受けた仕事についてはちゃんと約束を守る、と決めていたらしい
しかしその他にも船内には大量の洗濯物とゴミの山
ハカセはゴミの分別、洗濯物の移動、そしてあっという間にご飯も作ってしまった
メインコンピューターもあっという間に直し、マーベラスたちに気に入られて半ば強引に海賊になった――
アイム「素敵です、そのお話。やはり…伝説の勇者だったからこそ、ハカセさんは怖くても約束を守り通せたのですね」
ハカセ「え〜…?そう言われると…照れるなぁ…」
ガイ「さぁさぁ!食べて食べて!」