第41章 どうして?俺たち高校生
『大きな木…』
ドンッ
『!』
「あ…っ!」
背中を押されて転んでしまった
「すいません!大丈夫でしたか!?」
『大丈夫』
青年は手を差し伸べるが、は自分で立ち上がった
「ケガ…してませんか?」
『してない』
「あれ……さっきの宇宙海賊…?」
『さっきの?』
「あ、いや、何でもない、です」
『?』
「あ……ここで何してたんですか?」
『これ見てた』
「桜の木ですか?」
『さくら…?』
「春にピンクの花を咲かせるんですよ。えーっと……ほら、こんなふうに」
携帯の写真を見ると、薄ピンクの花びらが咲き誇り、風に花びらが舞っている
『綺麗……』
「はい、すごく綺麗な花です」
『ありがとう、教えてくれて』
「いえいえ!このくらい…。あ、俺、村上涼って言います」
『コヨミ』
涼「コヨミさんたちは何でこの学園に?」
『大いなる力をもらいに来た』
涼「大いなる力…?」
『……ねぇ、あれ何?』
涼「え……?」
よく見ると木の上に何か黒い物体
涼「何だろ…あれ」
〜♪〜♪〜♪〜
涼「メール……?学園内に爆弾を発見……設置場所のメールだ…!」
『爆弾…』
は飛び上がり、木の上へ
涼「えぇ!?」
『これ……爆弾だったんだ。ごめんね、もう大丈夫』
木を撫でて地面に着地
『ねぇ、設置場所の地図、見せて』
涼「は、はい」
付近の設置場所を確認、暗記した
『ありがとう、あなたは逃げて…』
涼「俺も手伝います」
『でも…』
涼「伊達健太先生の後輩ですから!」
『!…わかった』
涼とは付近の爆弾を回収
アイム《さん!》
『アイム』
アイム《この学園に爆弾が…!》
『うん、集めてた』
アイム《!そうでしたか》
『涼が教えてくれた。ここら辺は任せて』
アイム《はい、お願いします》
『行こう』
涼「はい」