第29章 いつもより豪快なチェンジ
ハカセ「せっかくだからハカセも遊べばいいのに」
ルカ「できるわけないだろ……んっ!」
立ち止まったハカセに突っ込むルカ
『どうしたの?』
目線の先には男たちに絡まれる女子高生が
「やばい、超可愛い!俺達と遊ぼうぜ!」
「ねぇ!いいじゃん!」
ハカセ「気に入らないなぁ…」
ルカ「まさかルカ…首突っ込むつもりじゃあ…!」
ハカセ「アタシの格好でビクビクしない!」
ルカ「った!」
肘打ちを食らうルカ
ハカセは男の腕を掴みひねる
「いってぇ!」
ハカセ「この子たち、嫌がってるみたいだけど」
「あぁ!?お前には関係ねぇだろ!」
殴りかかる拳を避けて肘打ちや蹴りで撃退
「覚えてろよ!」
ハカセ「ったく…バカはどこの星にもいるんだから…」
ルカ「もう気が済んだだろ?早くガレオンに帰ろうよ…!」
振り向き歩きだそうとした瞬間
ルカ「わぁ!」
絡まれていた女子高生がルカを突き飛ばしてハカセの元へ
「ありがとうございました!すっごくかっこよかったです!」
「よかったら名前とメアド教えてください!」
「あたしも!」
ハカセ「ドン…ドッコイヤーです」
倒れているルカに駆け寄った
『大丈夫…?ハカセ…』
ルカ「大丈夫…」
ハカセ「連れにはハカセって呼ばれてるんですけどね」
ルカは荷物をベンチに置いて座った
すると目の前に知らない怖そうな男性が2人
「やっと見つけたよ……ルカ・ミルフィー…」
ルカ「な…何の御用でしょう…」
「わかってんだろ。とぼけてもらっちゃ困る」
ルカ「…………」
『あ、あの……今はルカじゃ…』
サングラスの男に睨まれる
『…っ』
「まぁまぁ…。ここで話すのもアレだ…。とりあえず事務所までおいでいただこうか」
男がルカの腕を掴む
ルカ「ひっ!」
腕を振り払った拍子にサングラス男の顔に手が激突
『あ…』
ルカ「………!」
「「…………」」
ルカ「えーっと……ごめんなさあああい!」
『ハカセ!』
ルカは走り出し逃げた
男たちも急いで追いかける
も後を付いていく