第24章 星降る約束
ガイ「ジョーさん!」
3人は山を登っていく
ガクッ
『!』
ジョー「!」
ガイ「ちゃん!」
足に力が入らずに滑り落ちてしまった
『行って!』
ジョー「…!」
『私は大丈夫だから!』
ガイ「でも…!」
『ザンギャックはもう親石を見つけてるかもしれない。あの子も危ない。私は大丈夫だから、先に行って!』
ジョー「…っ」
『行って!』
ジョー「…行くぞ、ガイ!」
ガイ「えっ!?でも…!」
『ちゃんと追いかける。先に行ってて』
ガイ「…わかりました」
2人は先へ進んだ
『(足を引っ張るわけにはいかない…)』
は立ち上がり、斜面の枝に手を伸ばすが
『!』
斜面の上とを囲むようにゴーミンたちが現れた
『ゴーミン…!』
はゴーミンたちを倒していくが数が減らない
『キリがない…っ』
足に力が入らないこともあり、上手く戦えない
ガッ!
『うっ…!』
隙を付かれて脇腹にゴーミンの武器が入る
よろけた瞬間、腕を掴まれ身動きが取れない
『離して…よ…!』
武器で殴られ、地面へ倒れる
『(こんな雑魚に……やられるとか……)』
ガッ
『きゃ…っ』
地面に倒れた
『(ダメ…なのかな…私は……役立たず……)』
遠くで木々の間から自転車の少年が山道を登るのが見えた
『(!…何…してるんだ…私……)』
ガッ!
『ゲホッ!』
足手まといになりたくないのに
みんなを守りたいのに
『……っ』
あの子は…遠くから自転車で大変な思いをしてここまで来た
怖い目にあっても
怪我しても
諦めないでここまで来た
『私だって……諦めない…みんなを守れるように…こんなとこで折れるわけにはいかない…!諦めない…!』
ポゥ……
持っていた謎の鍵が光った
『え…』
光りはを包み込む
『!』
眩しさに目を閉じる
再び目を開くと真っ白な世界
『え…?何…ここ…』
振り返ると見知らぬ女性たちが
『(これ……夢で見た…)』
女性たちの顔にはモヤがかかり見えない
『誰……なの……』
嫌な感じや怖さはない
女性たちはの持つ鍵を指差す
『鍵…?』