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(R18) kiss hug ❤︎ HQ裏夢

第13章 ❤︎ 岩泉先生の彼女と及川先生


“それは違うよ岩ちゃん。この前さ、いちかが友達に最近は彼氏に会えてないって言ってたの偶然聞いちゃったんだよ。俺のせいだよなって俺なりに反省さ、それでいろいろ考えてお詫びにサプライズデートでもって思って。ま、岩ちゃんからすれば虫のいい話だと思うけどいちかは岩ちゃんに会いたがってたから”

“お前な、あんなことしといてんなもん信じられるかよ!いちか!今から迎えに行くから”

先生は“よかったね、来てくれるって”と目配せするように視線を向ける。私たちが上手くいくようにアシストしてくれてちゃんと考えてくれてるんだって心は少しだけホッとした。

“そうだね、岩ちゃんが来るまで待ってるから。…大丈夫、いちかに指一本触れないって誓うよ”
“絶対だぞ。なんかされたら駅でもどこでもいいから逃げろよ”
“さっきも言ったけど、俺たちね県境駅にいるからさ、今から高速使って車で飛ばせば一時間くらいで来れるでしょ?”
“よりによってんな遠いとこに…っ、今すぐ出るから”
“大丈夫。これは二人へのプレゼントだから。岩ちゃんもこっちに来たらその意味が分かるよ。岩ちゃんが来るまで駅近くのお店でいちかとお茶でもしてるから気を付けてきて”
“絶対いちかに指一本触れんなよ!”

と先生の声が響いて通話は終了。及川先生はまたふっと笑って“岩ちゃんらしいや”とスマホを私に手渡す。

「やっぱり怒っちゃったね」
「そりゃそうですよ」
「でも岩ちゃん来てくれるって。よかったね」
「来てくれたってこんな場所じゃデートできない」
「大丈夫だよ。それもちゃんと考えてあるから。…とりあえず岩ちゃん来るまでその喫茶店でお茶でもしてよ?指一本触れるなって言われてるし」

私の知ってる及川先生って二人いるのかなって錯覚してしまうほどの別人ぶりに少し戸惑っていた。


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