第13章 ❤︎ 岩泉先生の彼女と及川先生
「じゃ、岩ちゃんにバトンタッチね」
「……ほんとにいいのか、いちか」
潤んだ瞳が俺を捉えて“うん”と小さく頷く。俺は及川から貰った避妊具を素早く装着するとソファーに寝かせたいちかに跨る。組み敷いたいちかは上目遣いでこちらを見上げて、こんなにも切なさと息苦しさを感じながら抱くのは初めてだった。
「…… いちか、ごめん」
そう小さく呟いてから自身を充てがいゆっくりと腰を進めていった。体を密着させるように抱きしめると温かく湿ったソコはきゅっと絡みつくように受け入れる。
「んぁ…っ、ぁぁ、」
耳元でいちかの吐息を感じながら気持ちを落ち着かせるように息を吐きだす。
「大丈夫か?」
「………、…っうん」
「……悪い。動いていいか?」
静かに問うと細い腕が肩にまわされる。
「……先生で、いっぱいにして?」
及川に見られているそんな異常な状況でも、耳元で囁かれた言葉は俺の理性を崩すには十分だった。
「……っ、やっ、激し、」
「お前が煽ったんだろ?」
「は、ぃ。…ぁ、…よ」
「お前がイクまで止めねぇからな…」
「ああっ、奥…」
腰を両手で掴むと腰を打ち付けるように突き上げる。だらしなく開いた口からは吐き出すような吐息が漏れ、部屋には肌がぶつかり合う音が卑猥に響く。
「せんせっ、イッちゃう!も、ダメっ」
「イケよ。我慢すんな…」
「んっ…あ、ぁぁぁ……」
ナカの締め付けが一層キツく感じる。出し入れを繰り返すたびにいちかの愛液が俺の太ももを濡らし、床に染みを広げていく。
だけどそんなことは気にもならないくらい俺は夢中で…。もっと奥で繋がっていたい一心だった。