第13章 ❤︎ 岩泉先生の彼女と及川先生
「こっち来てくれる?今日だけは特別だからさ」
「…特別って?」
聞き返しても先生は何も答えない。当たり前だけどこの時はまだ特別な理由にも先生の笑顔の裏にある感情にも私は気付かなかった。
そしていつものソファーに寝かされて、唇には先生の柔らかな唇が重なる。思えばそれは初めてのキスだったのに、すんなりと受け入れている自分がいた。むしろやっと触れる事が許されたのかって嬉しさだってあった。
「ごめんね?…キスしたくて」
「……別に。気にしてないです」
「そう?じゃあもう少ししてもいい?」
「……はい」
「ん。……じゃあ、もっとキスしようか?」
返事は二人の呼吸に消えていく。先生は何度もキスを繰り返しながら慣れた手つきで衣服を剥ぎ取っていく。徐々に体の熱があがり吐息が甘く変わって、先生との行為に安らぎに似た感覚さえ覚え始めていた。本当にこのまま先生と繋がったって後悔しない…そんな事を思いながら。
先生は机の引き出しから紐のようなものを取り出すと、“ちょっと我慢しててね”と笑った。そして下着まで全部脱がすと太ももに手をかけて大きく開かせる。
夕方といってもまだ明るい教室、隠す手立てのない私は大事なところも先生に全て見られている。
「せんせっ、嫌…」
「綺麗だよ、いちか」
そう言いながら私の足をぐっと曲げてから手首と足首を縛る。右手と右足、左手と左足、その両方を縛られて秘部は丸見えで起き上がることすら出来ない。