第13章 ❤︎ 岩泉先生の彼女と及川先生

「今日も舐めてくれる？」
「…はい」

嫌々だったのに今は求められることが当たり前のようで唇が触れて吐息が響けば罪悪感は消えるように綺麗になくなっていく。

「違う子とこういう事してるみたい…。リアルに教師と生徒だもんね。こんなの岩ちゃんも堪らなかっただろうね」

後頭部に添えられる手が髪の毛を撫でるように通していく。頸に触れるだけでぞくぞくとした快感が走って体の奥を熱くさせる。新たな欲が水面下で燻っているのを堪えるながら舌を使って根本から先まで丁寧に舐めあげた。

「ねぇ、いちか？」
「……はい」
「舐めながらこのまま一人でしてみせて？」
「…っ、…へ？」
「できるでしょ？」

すぐに答えることができなかった。何を指示されているのか理解は出来たけどそんなこと岩泉先生の前でもしたこともないし、そんなこと……。

「スカートの裾から手を入れて…。分かるよね？」

だけどじっと見つめる視線から逃れられなくて歯向かうこともできない。

「やってみて？ちゃんと見てるから…。あ、口はちゃんと仕事しててね」

胸の奥がきゅっと痛むような歯痒いようなそんな感覚。悲しくて泣きそうになってるわけじゃないけど、込み上げてくる感情に苦しくなる。

「いい子…」
「……はい」

交錯する感情の中に湧き上がる欲求。先生の股間に顔を埋め言われるがまま脚を開き、スカートの裾から忍ばせた手を中心へと伸ばした。

「素直だね、いちかはさ…。岩ちゃんだけのものにしておくのは勿体無いよ。…俺にも分けて欲しいくらい」

しっとりと湿り気のあるその場所は不慣れな指使いですら敏感に感じてしまう。羞恥心もどこかに消えてすっかり蕩けてしまっている。