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(R18) kiss hug ❤︎ HQ裏夢

第68章 ❤︎ 青城3年とルームシェア


昼前に家を出てから買い物が終わったのは夕方すぎだった。イートインスペースではお馴染みのホットドックやピザをたらふく食べて心も体もすっかり満たされていた。ワゴン車には一体何ヶ月分!?ってくらいの大量の食料品や日用品が積まれている。これは内緒だけどよく考えればタイプの違うイケメンを両手に侍らかせて歩いているわけであって、周りからの羨望の眼差しを受けるのも悪くなはなかった。

「ねぇ及川見て、このレシート、やばくない?」

駐車場で荷物を整理しながらレシートを広げると足元まで届きそうなくらいに伸びたレシートが垂れる。

「俺、こんな長いの初めて見た」
「でも数ヶ月ぶりの買い出しだもんね。これくらい買わないと今までの鬱憤晴らせないよね」
「確かにね。こんだけ長い期間自粛なんて初めての事だし」
「よく我慢したよね」
「でも俺はみんなと一緒で結構楽しかったけど」
「そりゃね、それも私もそうだけど」
「あとでいい思い出になるんじゃない?」
「そうかもね…」

“思い出”なんて言葉聞くと楽しかった今日は終わっちゃいそうで寂しくなる。たった数日のうちに変異株のニュースが本格的に流れ始めて不穏な動きがある中で、次いつ来れるかなんてわからない。おかわりし放題のドリンクを名残惜しそうに吸い上げた。

「ところで松川は?カート返しに行ったきり帰ってこないんだけど」
「これからの波に備えて今から品薄になりそうな医薬品買い集めるんだって」
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