第68章 ❤︎ 青城3年とルームシェア
花「ただいまぁ…って、あれ……。何、この雰囲気」
岩「何やってんだ、お前ら」
最悪なタイミングで二人と目が合った。思えば玄関は花巻たちが出ていったきり鍵もしてなかったし、玄関からリビングは直結している。かろうじてタオルケットは羽織っているものの明らかにやりましたって雰囲気。
花「もしかして…、お前ら。やった?」
松「したよ」
岩「マジで?」
花「いやでもさぁ、まっつんは一応いちかの元カレだし有り得流れではあるよな」
松「悪いけど見なかったことにしといてくれる?」
花「それなら俺らのいない時にやってよ。いや、いなかったからやってたのか」
松「そういうこと。でも、悪かったな」
全然悪びれてない態度の松川。乱れた私の髪を優しく整えながら不敵な笑みを浮かべる。
松「でもどうせみんなで一緒に住むんならさ、こういうこともシェアしたら?」
花「何、こういうことって」
松「セックス」
「は?ちょっと待ってよ、何言ってんのよ」
松「特定の男つくらないフリーでいくんだろ?そういう意味かと思った」
花「えー?マジで?」
岩「あり得ねぇだろ」
「本気にしないでよ。こんなの松川の冗談なんだから」
松「その割には俺とのセックスもすんなり受け入れたよな?」
「だって松川は元カレだし…寂しかったからって、もうとにかく!今は濃厚接触禁止なんだからね、蜜になっちゃダメなんだからね」
花「いやお前らしてんじゃん。それも超濃厚なやつ」
松「大多数じゃないからいいんじゃない?」
花「確か5人以上の接触は控えろって言ってたよな」
松「じゃ及川が入ってもギリセーフだな」
「待って、意味分かんない!!」
岩「お前らの会話がヤバくねぇか」
「そう思うんなら岩泉ももっとフォローして」
岩「いやそれは無理だわ。俺も松川には勝てねぇから。……速やかに諦めろ」
「この人たちほんと話にならない。とりあえず服着るから。花巻、その落ちてる下着とって」