• テキストサイズ

ハイキュー  夢を追うあなたと。

第7章 夏の思い出



「・・私、泳いだ事無いんです。
プールに入った事もないし、勿論海も。」

あやか「・・・え?学校のプールも?」

私は頷く。


「水着を用意してもらえなかったので、万年見学でした。だから、、その、、ちょっと怖くて。」

口籠もる私を見て、あやかさんは優しく微笑んだ。

あやか「そっか、わかったよ。大丈夫やで?誰もともみちゃんを無理に泳がせたりせえへんから、安心して。な?侑君?」

「え?」

あやかさんの視線は私の後ろを見ていて、
振り向くとドアのところに侑君が立っていた。


侑「・・・ただいま。まぁ、、そう言う事なら俺らもいるし…大丈夫や。」

話を聞いていたのか、少し気まずそうにこめかみの辺りを掻きながら返事をする侑君。

あやか「てか侑君、汗ビショビショやん!早よシャワー浴びといで?」

確かに汗がしたたり、シャツまで汗で濡れている。

侑「あぁ、せやった!ほなシャワー浴びてくるわ。」


私は立ち上がり冷蔵庫からペットボトルのスポーツドリンクを1本取り出し、侑君を追いかけた。

「侑君っ!」

廊下を歩いていた侑君が振り向く。

侑「ん?」

「コレ、飲んでください。朝起きてから水分取ってないんじゃないかと思ったんで…。」

はい、とペットボトルを差し出した。

侑「ともみちゃん、マネージャーみたいやな。ありがと、助かるわ。」

ペットボトル受け取る侑君と一瞬目が合うもすぐに逸らされ、じゃ。とバスルームに入って行ってしまった。

・・・?

何だか少し雰囲気が違ったような気がするけど…。

気のせい、かな。

気になりつつも私はリビングに戻った。


/ 584ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp