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クレヨン
第1章 ~恐怖~
目を開けるのもめんどくさいと感じる程に体は疲労を叫んでいた。
その悲鳴をこらえながらも、うっすらと開いた目に映ったのは闇だけだった。
何にもない。
静寂がいつも隣にある現状はやはり慣れる訳が無く、足元から忍び寄ってくる恐怖は精神的な苦痛となって感覚をも蝕んだ。
吐く・・・というよりも、零れるという表現の方がしっくりくる程の弱々しい息は僅かだが時間をかけながら、ゆっくりと、だが確実に細くなっていった。
今までの<悲劇>と呼べる出来事を振り払う様に、少年はまた静かに目を閉じた。
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