• テキストサイズ

赤い瞳のわたしと【赤髪の白雪姫】

第2章 お出かけ





「はっ…はっ…はっ…」



2人の息が切れる様子を他所に


カッ…カッ…カッ…



足音が近づいてくる。



ついに行き止まりになってしまった。






「あかねさん…どうしよう…」



「白雪、鞄の中になにか使えそうなものは無い?」



「…!」


白雪はあかねに言われ、鞄の中を探った。



(本…ランプ…
あ、ミツヒデさんに貰ったお菓子…
マッチ…

あとは…

薬草…)



「あかねさん!」


「!?」


白雪が閃いたように目を輝かせ、あかねを見た。



(これなら…


量ないし

正当な使い方じゃないけど、
やらないよりは…)




何かを準備する白雪をあかねは見つめ


(白雪、薬草をどうするの…?

でも、今は任せるしかない)


/ 256ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp