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赤い瞳のわたしと【赤髪の白雪姫】

第2章 お出かけ






「んー…」


目を覚ますが、身体が動かなかった。



辺りを見回し、


「白雪!」


隣で眠る白雪を見つけ、声をかけた。



白雪は手足を縄で縛られており、自分も同じ状況だと把握するあかね。



そして周囲を見渡すと、牢屋のような鉄格子があり、鉄格子の外で男が眠っていた。






「うっ…」


「白雪!」


「… あかね…さん?


…?!」

ガバッと起き上がる白雪は、


(そうか、昼間誰かに捕まって…?)



「しっ、静かに…。

無理に動かさないで。
痛めるよ」



「痛っ…そうですね…」


白雪も辺りを見渡すと


「荷物がない…


…!!」



白雪も鉄格子の外の男に気づいたようだ。



(誰かいる


あの時の人…?)




ジッ……



「白雪?何して…」


白雪は鉄格子に向かい、男をのぞき込むように見ると



ギロッ…


ビクッ!!
「…っ!!」


男は目を開け、牢屋の中を見た。



「起きたのか」

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