第6章 海軍と人さらい
「…麦わら海賊の船長…モンキー・D・ルフィ…」
白髪の女はルフィを指さすと、ルフィはキッと真剣な表情をした
「あぁ、俺がルフィだ」
「…私はメーハク」
白髪の女はメーハクと名を名乗った
「どうやら一応話が通じるお方のようですね…」
「でも分かんないよ! さっきみたいに突然ウソップを襲うかもしれないし…」
「話せば分かる人かもしれませんよチョッパーさん?」
「お前、どうしてウソップに襲いかかったりしたんだ?」
ブルックとチョッパーの会話を聞いたルフィはメーハクに問いかけた
「…海賊が嫌いだからッ…!! 大嫌い…!! 殺すッ…!!」
ザワッと殺意をもれ出すメーハクにルフィ達は構えた
「でも殺すのダメ…、赤月の闇が悲しむ…」
「赤月の闇…? あの子の知り合いだったのか!!?;」
「お前達が連れ去った…、だから許さない…、私達と赤月の闇はただあの島で静かに暮らしてた…」
「あの島…?」
「…まさか、あの誰の気配もなくて燃えた家のあった島か!!?」
驚きながらウソップは問いかけるとメーハクは頷いた
「だから赤月の闇を返して…」
「それは出来ねぇ!」