第6章 海軍と人さらい
ウソップは向かい側の人混みに向かって名前を呼びながら叫んだ
次の瞬間
「え…?」
目の前で、先ほどまで待っていた白髪の女が巨大な鎌を振り上げていた
「ウソップ!!!!」
声を上げるチョッパー。 だがもう遅く、ウソップに向かって鎌が振り下ろされた
=ギィィイイインッ!!=
刃と刃がぶつかる音が響いた
「…怪我はありませんか? ウソップさん?」
「ブルック!!?」
間一髪の所でブルッグが白髪の女の鎌をステッキの仕込み型の剣で防いだ
刃を交える姿を見て、先ほどまで楽しそうに見ていた観客は声を上げながら散らばり、大騒動へと変わった
「一体何があったんですか? あ、パンツ見せてくれませんか?」
「この状況で何言ってんだオイ!!?;」
びしっとウソップはブルックにツッコム。 白髪の女はとてつもなく嫌そうな顔をして後ろへ飛んで離れた
「おーいブルック! 急に走り出してどうしたんだよ!!?」
帽子を押さえながら走ってきたルフィ
「あぁルフィ! 実はあの女がいきなり…「スッゲェあの武器!!? デカくてカッケェエエ!!!!」食いつくなっ!!!!;」
ばしっとウソップはルフィの頭を叩く