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僕と彼女の共同戦線

第8章 繋ぐバトン


招待された面々が帰った後の通話、兼今後の改善会議。

「……アレよね、葵ちゃんは。歌唱力もゴイスーなのに、策謀力も演技力もカンストしてるよね」ゴイスー過ぎない…?とゲンはドン引きだ。

「ククク、まあいいじゃねえか、ゲン。モノは使いようだ。お前ら策謀チームのお陰で、俺らの歌姫で寝返らせよう作戦は上手くいきそうだな」
片方は生きてる歌姫だしなぁ、と笑う千空。

「私が言えた義理じゃないけど、千空君はなかなかにわっるーい笑い方するね?別にいいけど」
「それはアタシも思ってた」葵にニッキーが同意する。

「で、もう2、3回引っ張ってこれっか?軍師」
「それはいいんだけどね。千空君、その前に一つ質問」
「あ?なんだ?」

「クロム君が汗集めてて。電池使ったらなんか脱獄アイテム出来る?」
「あー脱獄の話か!牢屋の造りは前言ってたな、アレならイけるだろ。クロムの発想力様々だな」
具体的には塩水で出来る物は…等情報を得て了解、また差し入れしとく、とだけ伝える。

「よーし、じゃあ行け軍師!寝返るメンバーを集めろ!」
「犬みたいに言わないでよ~まあいいけどね!」
苦笑しながら葵は駆け出した。
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