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妖刀使いの臆病呪術師【呪術廻戦】

第22章 呪い合い、殺し合い、




彌虚葛籠や簡易領域は渋谷で花御や漏瑚が見せた展延と違い、術式そのものを中和することはできない。
これらは術式に付与された結界を中和することで付与された術式の必中効果を無効化している。



では、何故伏黒の術式がレジィに当たったのか、



それは伏黒の領域がレジィの考えている通常の領域とは少し異なっているため。


伏黒はまだ結界術を十全に使いこなせず、この領域も未完成。

体育館のスペースを自らの領域として転用することで無理やり閉ざした結界には必中の術式は付与されておらず、『嵌合暗翳庭』は現時点で十種影法術を拡張し、潜在能力を120%引き出すためのものにすぎない。



慮外の事態がレジィの虚を衝いた。



「何を勝った気……!」


足元を蝦蟇に固定されてその場から動けないレジィに影分身も織り交ぜた伏黒の連撃が入る。


しかしレジィも一瞬の隙にナイフを出して蝦蟇の舌を切って脱出、刀を出して応戦しようとするが、足元から伏黒の手が足首を捕まえ、引き倒して放った先には呪具を構えた伏黒が。


ガキンと呪具と刀が噛み合うとレジィの背後にに現れた伏黒の分身がその横っ面を肘で殴りつける。


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