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【呪術廻戦】白銀の鎹【五条悟】

第40章 悔いのない人生を


「きっと、春日家としての末代はオマエなんだよ。
ハルカ以降はみたらい家って言えば良いのかな、少し違った意思が継がれてんだ…、式髪を使う様式ってのは変わらないけど。

──ハルカは、春日家、そして五条に嫁入りしたみたらい家での、最強な呪術師だったんだ…拷問では最凶、だったけど」

流石は僕の嫁だよねー、といつも通りの口調で笑うもその悟の声は少し涙ぐんで泣いている。いつものように花束を渡してるから、前回から恒例となったのか、花束を抱える私の指に生前身に付けていた指輪を嵌めて、その後にそっと唇に口付けて。

最後の最後に悟は手を振った。子供達も彼に釣られて笑顔を作り、手を振って……。

──"また来るよ"

その約束は彼の年齢を考えるとあとどれくらいだろう……。
私が与えた寿命が長いものでありますように……少しの心配を抱えながら、また子供の誰かが死んでしまわないかと不安になりながらも、会えた事を勇気として私は引き続き領域を消すために領域内での作業に励み続ける事にした。
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