【FF15】 同じ夢を、あなたと (イグニス・R18)
第24章 カレシとカノジョ
気を抜けばあっという間に流されそうになる理性を何とか引き止める為に ふぅ…と長めの息を吐き、次の段階に進む前に気になったことを聞いてみた。
「グレイスは…自分で自分の身体を触ったりはするのか?」
「…えっ? 身体洗う時とかにはもちろん触るけど」
あっけらかんと『それがどうかしたの?』とでも言わんばかりの調子で返された。オレの質問の意図はそういう意味ではなかったのだが…
「あぁ、そうか。そうだな」
性の知識が無ければ、性的な欲求も生まれないということなのだろうか。
知識も、自慰の経験も全くない、こんなにまっさらな状態のグレイスにこんなことをして良いものか、と一瞬心に迷いも生じたが、他の誰かが作ったメディアから情報をインプットされるより、オレ自身が教え込んでやりたいという征服欲が瞬時に上回った。
(下手に女性が性処理の道具や商品のように扱われるモノに触れてしまうより、これは愛情のコミュニケーションなのだと今、正しく教えてやる方が良い。
きっとそうだ。そうに違いない)
自分にもっともらしい言い訳をしながらそっとグレイスのブラウスと下着を脱がしてやる。
隠すものがなくなったことを恥ずかしがって身体を横向きに丸めるグレイスを優しく仰向けに戻し、またゆっくりと身体に触れていく。
今度は手のひらを広げて柔らかな膨らみを包み、じっくりと持ち上げるように撫でるように脇の方から中心へと寄っていく。
敏感な胸の先端の感度が良くなるように乳輪ごと何度か指先で摘んだり解したりした後、驚かせないように軽い力で乳首を こり、とつまんだ。
「あっ!? …ぇっ」
グレイスの顔を見ると、発するつもりもないのに声が勝手に出たことに驚いた様子で、口元を隠していた。