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ひみつのひめごと【鬼滅の刃/R18】

第36章 聞こえない音  お相手:宇髄天元


キュン…と甘い疼きが
みくりの下腹部の奥に起こって

今まで感じた事ない様な
その感覚に戸惑う

すっと宇髄の手が
みくりから離れて行って
突然解放される

「んじゃ、今日はここまでな」

「えっ、あ…、はい」

中断されてしまって
なんだか拍子抜けになってしまう

「残念、って顔それ?」

「ちっ、ちがっ、…そんな顔してません」

フッと宇髄が口の端を曲げて

「んじゃ、また続きは明日な」

そう言って もう そこには居ない


続きはまた明日…は

魔法の言葉だと思う


だって また 明日…

天元さんに…
さっきみたいな事されるんだって


そう 宣言した通りに

毎日 決まった時間に家に来ては


文字通りにちょっと厭らしい事をする


ちゅ…くちゅ…

お互いの舌を絡める口付けも
最初は息をどうしたらいいのかとか
そうされてる時どうしてたらいいのかとか

ぬるぬるした舌の感触に

戸惑っていたのに…

毎日…そうされている内に

「ふぁ、…んっ、天元…さぁんッ…」

無意識で彼の宇髄さんの
肩に自分の腕を回して
その口付けがより深く

濃密な物になるのを
知らず知らずのうちに強請ってしまっていて

「みくり、目…開けてみ?」

「んっ、はぁ、ん、恥ずかし…いッ」

その赤い赤い瞳に
至近距離から見つめられて
ゾクゾクと背筋が震えるのを感じる

「目、そのまま…な。見てろよ」

口付ける間に目を閉じるなと
言われてしまって

見られてる 顔を

そうしてる顔を見られてる

スルッとワンピースをたくし上げて
滑り込んで来た大きな手が
スルスルと太ももを撫でて行く

「ふぁ、んっ、…んぅ、…ふ」

自分でも 分かってる

そうされる度に 自分の身体が
彼の与える感覚に快感を憶えて

漏れる声がどんどんと
耳に纏わりつく様に甘く変わるのだ

「はっ、…声、やらし…、
大分慣れて来た感じ?声…
随分と、甘くなって来てっけど?
知らねぇとは言わせねぇ、みくり」

スルッと太ももを撫でていた手が
腰へと回されて
グイと腰を引き寄せられる
スリスリと腰を撫でられて

じりじりとした熱が

自分の下腹部に溜まって行くのを感じる

「あん、…天元さ、ん、やぁ、
そうされたらぁ、お腹…奥…変になる」


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