第36章 聞こえない音　　お相手：宇髄天元

ビリビリと項から
宇髄が口付けている場所から
電流が走ってるみたいにして痺れて

両胸に添えられた手が
外側の縁から内側へと
みくりのまだ１０代の
独特の青い熟れてない果実の様な

そこはかとなく硬さの残る
小さな膨らみを
ふにふにと弄ばれてしまって

「手…っ、…放し…はぁ、んッ…ん」

その手をそこから退けようと
自分の手で宇髄の手首を
掴むが…その手を退ける所か
ぎゅっと彼の手首を握りしめていて


それじゃあ　まるで…

その手をここから離さないで

もっと　して…って言ってるかの様で

「…気持ちい？…でも…、
胸の気持ちいトコは…こっちな」

そう　余裕のある声が
後ろから聞こえて来て

胸を揉まれている内に
服を持ち上げて
その存在を主張し始めていた

みくりの胸の小さな頂きに

服の上からそっと…
指先を添えて　ギュッと
指の先で服の上から押し込むと

「んッ、ひゃあっん」

自分でも聞いた事の無い様な
そんな大きな声が漏れて
自分で驚いてしまった

「上の下着…してねぇの？」

「んんッ、…だって、
する程…あぁ、ん、無いからッ…
胸…、やっ、…ん、ダメッ…そこ
変な…感じ…、するから…」

グイっと押し込んでいた指の力を
宇髄が緩めて来てそこを押される度に
ピン…と頂きの部分が
硬くなっていくのを感じて

左の胸の手が離れて
スルスルとみくりの
太ももを撫でつけると

するっと　くっつけていた
みくりの両膝に自分の手を添えて来て

「これ…、
無意識でやっちゃってる？
…やらし…、気分…、に
ちゃんと、お前の身体の方
はなってるみたいだけど？」

「んっ、…へ？…どう言う…事？」

宇髄の言葉の意味が
分からないと言いたげにそう
みくりが返して来て

スッと膝を撫でていた手が離れて

服の上から両胸の頂きを
カリカリと爪先で擦られると

自分の胸の頂きの部分が
火傷しちゃうんじゃないかって位に

熱いって感じてしまう…

「やぅ、んん、それ、
変…な感じ…するからっ、やっ
そうされたらッ、…ん、熱いの…」

「熱い…？ここが」

そう　確認を取るように
聞き返して来られて
更に執拗に服の上から
そこをカリカリと爪で擦られる

「あっ、…はぁ、んんっ、
ダメ…、変だから、んぁん
て、天……元…さぁん…」